二胡は、弦の振動を蛇皮及び胴に伝えるため、蛇皮の中心に駒が置かれています。
この蛇皮は、二胡の重要な部分であるとともに、非常にデリケートな素材でもあります。
駒を蛇皮の中心に置いたままの状態にしておくと、弦の圧力が蛇皮の中心の一点に集中してしまい、時間が経つにつれて蛇皮の中心が緩んできてしまいます。
これを防ぐために、胴と弦の間に鉛筆を挟むなど、皆さんいろいろと工夫をされていますが、専用の器具ではないため、例えば、鉛筆だと細すぎて蛇皮休めの効果がないなど、なかなか大変のようです。
このため、専用の蛇皮休めについて、古月二胡にも多くのご要望をいただいていましたが、このたび、ようやく発売に至りました。
本体は木製で、蛇皮に当たる底面には、蛇皮を傷めないようフェルトが貼ってあります。
使用方法は簡単で、弦を少しだけ持ち上げ、フェルト部分を下にして、胴の上部から弦と蛇皮との間に滑り込ませます。
取り付け位置は、駒の高さにもよりますが、胴の上部から1cm くらいが良いでしょう。
SSR-01 二胡蛇皮休め 定価:1,200円(税込1,296円)
全長:約83mm
※ ご使用の際に弦を緩める必要はありませんが、長期間二胡を弾かれない場合は、適宜糸巻きを緩めて保管してください。
※ 本商品は蛇皮休めです。弱音器ではありませんので、装着したまま演奏をしないでください。
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